メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)の概念では、これまでの健康診断の病気の早期発見を目的とし、発症しているかどうかを調べるものを一歩進めて、「メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)」の有病者と、メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)の予備軍を見つけ出し、保健指導を行うことで、メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)の原因となっている生活習慣を改めさせ、国を挙げての健康運動に発展させようという大きな働きかけをしているといえるでしょう。
健康診断に追加された項目は、へその周囲の腹囲の測定と、血清尿酸の測定です。
腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上だった場合で、血清尿酸値も高かった場合は、さらに心電図や眼底検査、検尿などを「精密検診」として追加され、合併症が出ていないか、余病の問題がないかを調べるそうです。
健康診断でのメタボリック症候群(メタボリックシンドローム)有病者と予備軍には、これらの検査と問診の中から、生活習慣病のレベルを3段階に分けられます。
一番危険の高い「積極的支援レベル」にあると判断された人は、食生活の改善や運動、禁煙など、支援プログラムを3ヶ月から6ヶ月受けることになります。
二番目の危険度の人は、「動機づけ支援レベル」と判断され、生活習慣の改善を一度受け、メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)の正しい理解と改善を求めることになっています。
上記のレベルに達さない人はすべて「情報提供レベル」として、生活習慣病に関する情報を検査結果と一緒に提供する仕組みになっているそうです。
不健康な生活習慣は、肥満を呼び起こし、内臓脂肪型肥満を招いてしまう。
内臓脂肪が蓄積されると、代謝機能が不調を起こし、高脂血症や高血圧、高血糖を起こしてしまう。
肥満を下地にした高脂血症や高血圧、高血糖を放置し続けると、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病を併発、
やがては命の危機に陥るケースも少なくないということです。
